線の旅から点の旅
土曜日、家族4人で久しぶりに映画を観に行きました。
Disney・PIXARの『カーズ』です。
クルマが主人公で人間は一人も出てこない変わった設定。
本物さながらのレースシーンや砂漠の描写に圧倒してました。
最近のCGアニメはスゴイ!
大まかなストーリーは、レーシング界で天才的な素質をもつルーキーの主人公マックィーンが、移動中のトランスポーターから落っこち、ルート66沿いにある寂れた小さな町に迷い込む。
その町では、身勝手な自分に気づき、思いやりや友情を学ぶ。
高速道路ができるまでは、ルート66沿いにあるこの町は古きアメリカの象徴のようなとても華やかでにぎやかな町だったが、高速道路の完成と共に、車が立ち寄らなくなり、地図上から名前すら消え去ろうとしていた。
最後は、その町の復興に主人公が一役買うという温かい気持ちになるお話でした。
日本でも、できるだけ早く目的地に到着するために高速道路やトンネル、バイパスができて寂れていった町があります。
まさに点と点の旅になってしまっています。
歩いて旅をしていた昔は、太い線の旅といったイメージ。
道中、いろいろな出会いや景色など楽しめたのでしょう。
急いで目的地へ行き、そこでじっくり楽しむのもいいですが、
道中を楽しむのんびりした旅をしてみたいもんです。
バイクだと風、気温、湿気、臭いを感じて旅ができるので点線の旅って感じかな。
自転車だと音が加わって、線に近い旅かな。
速度が違うと見える景色も違う。
「旧**街道」の標識を見るとついそっちを走りたくなります。
この映画を観てこんなことを考えました。
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