サツマイモのおいしい季節。
焚き火をする機会がなかなか無いこのごろ、無性に焼き芋がやりたくなった。
東京都でも比較的野山がある多摩地方に住んではいるが、住宅街では焚き火は無理。
近くの河原でも良いが、「芋を焼くだけでわざわざ行くのもね」と妻の一言で結局、自宅の庭でバーベキューセットを使って焼くことになった。
子供たちに火を扱わせる経験のために焚き火にしたかったが、まあいいか。
バーベーキューセットを組立、物置に眠っていた5年位前に買った炭を引っ張り出して準備完了。
着火は子供たちにやらせてみる。
小5長男にライターでやらせたが、普段やっていないためライターの扱いからぎこちない。
やっぱり火は危険だと言ってやらせないのは良くない。
あまりマッチやライターで火をつけるチャンスは無いが、機会があればなるべくやらせよう。
影で火遊びなんかにならないように、今回のバーベキューみたいに親がいるときはやらせてみよう。
できればやりたいように、もちろん安全第一で。
長男は火に虫を放り込んでいた。 それは違うぞ!
自分が小学生高学年の頃(約30年前)は、子供たちだけで花火や爆竹遊びが平気でできた。
親となった今、やっぱり許可できない。自分の事は棚に上げてしまう。
あの頃は、たいがい年上の者が一緒にいた。
そのお兄ちゃんが、いつも新しいこと、楽しいことを教えてくれた気がする。
今は環境も違い、しょうがない。ある意味かわいそうだ。
炭に火を着けるのは私もうまく出来ないので、子供といっしょになんとか着火。
燃えている炭の周辺にアルミ箔で包んだサツマイモ(茨城産 紅あずま)を放り込む。
このままでは炭火がもったいないので、その上で焼きそばを焼く。
単なるのバーベキューになってしまった。
焼きそばを食べていたら、焼き芋の甘い匂いが漂ってきた。
さらにイカの丸焼きを追加!しょうゆの焼ける香ばしい匂いが焼き芋の匂いを掻き消した。
そんなこんなしている中、熱々、ホクホクの焼き芋の出来上がり。
久しぶりに出会った気がします。
子供らは焦げた皮や芋の熱さが苦手だったようでいまひとつ人気がなかった。
「焦げた皮の裏の部分がおいしいのになあ」